Trance(トランス)

3 11月 2011 - by AA

「Ｔｒａnce」

トランス状態=（恍惚感？）になる事を目的とした？

この音楽は大雑把に言えば自我の放棄する

事を指している

「音楽的」に言えば

基本的にトランスは「いかに人を躍らせるか」

「いかに聴いていて気持ち良いか」という

目的の元に作られた音楽であり

その特徴的なメロディは「うねるような旋律を奏でる」

脳内の感覚が幻覚や催眠を催す「トランス状態」に

誘うかの様な様式から名付けられたと言われている。

「恍惚感」を呼び起こさせるという意味においては

現在まで続くクラブミュージックのほとんどが

「トランスミュージック」であると言っても過言ではないか？

「精神医学」では

脳内の感覚が幻覚や催眠を催している

状態を指す言葉で

「視聴覚器官を通して脳内神経が刺激され

脳内麻薬物質（エンドルフィン）が作用し

ドーパミンと呼ばれる神経伝達物質を

多量に放出された状態」と表記されている

言い方を代えてみると

「目や耳などを通して刺激を受け

日常的に働いている自意識や自己防衛の働き

理性が沈静化し、本能が突出した状態」のことで

結果として、潜在的な否定的情動が

解放されやすくなる（もっと言えば、リラックスできる）

主にクラブシーンなどで演奏されるトランスには

現在無数に派生しているジャンルがある

「ゴアトランス」・・インドのゴア地方の

名前を冠するトランスで宗教を思わせる民族的な

音声をサンプリングし、曲の随所に使われる。

「ダッチトランス」・・ダッチトランスは99年頃の

「第二次トランスブーム」により

注目されることとなったサウンドで特徴的なのは

音楽の殆どがインストゥメンタル系が多く

シンセサイザーの音色ブレイクのあとに

何層にもレイヤーされた独特な雰囲気を持つ

シンセサイザー音がヨーロピアンでメランコリックな

メロディで鳴らされスネアフィルが入ってきて

というパターンが典型的なもの。

ブームの火付け役とも言える曲がオランダ出身の

フェリー＝コーステンによる

システムFの「Out Of The Blue」

「UKトランス」

「サイケデリックトランス」・・サイケデリック＝麻薬的・幻覚的

ゴアトランスから派生、よりサイケデリック色が強まった

トランスで145BPM前後のビートのトランス。

イギリス、イスラエル、ゴアや日本で盛んな音楽

「ユーロトランス」・・「電子音」

主にヨーロッパを中心に展開されているトランス音楽

「プログレッシブトランス」・・「進歩的な、前進的な」

「エピックトランス」・・「壮大・雄大」

現在の一般的なトランス音楽というのは

このエピック・ユーロトランス系の事を指すようです

エピックトランス＝明るい系

ゴアトランス＝暗い系

と位置づけされることもしばしば。

他のジャンルにある「エピックハウス・ドリームハウス」

の総称でもあると言われています。

一昔前（１９９５－９８年）のトランスといえば

「ゴア・サイケデリック系」の事を言っていた

またエピックトランスは90年代初頭

主にドイツで起こった「ジャーマントランス」が元となっている

エピックトランスの音楽内容は恍惚感のみ

焦点をあてそのやり方を抽出・様式化・

展開や雰囲気で恍惚感を呼び起こさせる

ようなものが多い。

その為、理性を忘れて自我を忘れる程の

トランス状態とになるというものとは

ほど遠い存在であるがその一歩手前の

トランス状態、「夢中」という状態には比較的なりやすい訳で

作り手もそれを意識している

参考文献・記事の転載及び引用元ウェブサイト

より深く理解を求めたい方はこちらへ

http://members.jcom.home.ne.jp/sinewaves/index.htm

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