「レビュー」

前作「バットマンビギンズ」に続き「ハンス・ジマー」と

「Ｊ・Ｎ・ハワード」2人の合作

映画の完成度は言うまでも無く高いのは

ご周知の通り、歴史的作品になったのは確か。

そして作品の完成度最高にまで高めたのが、

この二人による楽曲です。

 
どのスコアも完成度が高く印象に残るが、

特にジョーカーのテーマは素晴らしい。

通常嫌われるであろう、この不気味で無調不快

あまりに冷たく重い、この聴いたことのないような

その特異な音色は聴けば聴くほどに深みが

増し、聴くととまらなくなる、不快と快感は

紙一重というべきでしょうか。

焦点はジョーカーばかりに目を向けられる

本作ですが、バットマンのテーマも秀逸な完成度

ダークナイトのテーマ、正義を貫く意志、

怒りと悲しみ、葛藤、様々なものを背負い戦う

彼の心情を疾走感溢れカッコ良くも、どこか寂しげな

音楽は多くのファンを魅了したはず。

映画の世界観と音楽とが高い次元で

融合しあっているのが凄いですね

ここまで映画音楽に聴き惚れたのは個人的に初めて。